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階段の上の子猫
​ネコのお話し

 一般的にネコとは、食肉目ネコ科ネコ属に分類されるリビアヤマネコが家畜化されたイエネコに対する通称です。

​ イエネコの起源は、ネズミを捕獲させるために飼われ始めたリビアヤマネコの家畜化で、その祖先を辿る研究では、ミトコンドリアDNAの解析結果によって、約13万年前に中東の砂漠地帯などに生息していた亜種リビアヤマネコであることが証明され、従来の形態学的分類が裏付けられました。

 日本には平安時代に穀物や経典を運ぶ際の荷の番人役として渡来したものと考えられてきましたが、近年弥生時代やさらに古い縄文時代での痕跡も発見されています。ただし、それら古い痕跡では家畜としての証拠は不明瞭です。

 野生のネコの本能として狩猟のスタイルは待ち伏せ型で、エサとなる小動物のテリトリーでじっと待ち、現れたところを襲撃します。ですから瞬発力や跳躍力に優れ、走る速さは最高で時速48キロ程度に達し、跳躍力は自身の体高の5倍程度に至ります。身長180㎝の走高跳選手に換算すると9mのバーを越えることになります。

​ ネコの五感の中で最も発達しているのは聴覚です。可聴帯域は60hz~65khzで、特に高音域の区別が発達した感覚帯となっています。これはネズミなどが発する高音域に適応するためと考えられており、耳は左右別々に動かすことができ、異なる方向からの音を正確に識別します。音の聞き分けの能力も高く、飼い主の足音なども簡単に判別するなど、これらは待ち伏せ型の刈りをするのに適応し発達したものと考えられます。

 ネコ科共通の特徴として味蕾が他の哺乳類と異なっており、甘味を認識することができません。ですから他の哺乳類が果物などから糖分を得る習慣はネコ科にはなく、また偶然甘いものを摂取したとしても好んで摂取するわけではありません。ただし、ネコ科のような肉食動物は糖新生の酵素活性が高く、タンパク質の分解により得られる糖原生アミノ酸の分解によって糖新生を生成し、必要な糖分を体内で作ることができます。

​ 肉食獣の睡眠時間は長く、ネコの場合は平均で1日14~16時間と言われています。これは、草食動物に比べて一度の摂取カロリーが高いため、一度食事をするとしばらく食べる必要がなく、空いた時間を寝ることで消費カロリーを抑えているからと考えられています。寝ているときにけいれんのような仕草や鳴き声を発するときは夢を見ているからと言われていて、特に幼少期の記憶や刈りをしている夢をみているそうです。

​ここでは動物としてのネコについて更新していきます。
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